この記事の目次(7項目)
  1. 独学で組めるのは「基準が数字で公表されている」から
  2. 第1週:現在地を測る
  3. 第2〜6週:必須分野を固める
  4. 第7〜10週:選択分野を自分の工種から広げる
  5. 第11〜12週:模試で基準との差を詰める
  6. 崩れたときの戻し方と日程の見方
  7. 次の一歩:第1週の測定を今日やる

独学で組めるのは「基準が数字で公表されている」から

建築施工管理技士の第一次検定は、問題構成と合格基準が実施機関の建設業振興基金から公表されています。2級は50問出題・40問解答で、令和8年度前期の確定基準は40問中24問以上です。1級は午前44問出題・36問解答、午後28問出題・24問解答で、全体60%以上かつ応用能力10問中6問以上(令和8年度確定)です。ゴールが数字で分かっているので、独学でも「あと何問」で進み具合を管理できます。

逆に、独学で崩れやすいのは「テキストを最初から読む」計画です。建築学の環境工学から順に読み始めると、配点の大きい施工管理法に届く前に3か月が終わります。この記事の計画は、必須で配点の大きい分野から入り、選択分野は自分の現場に近い工種から広げる順番で組んでいます。

第1週:現在地を測る

最初の1週間は勉強ではなく測定に使います。建設業振興基金の公開問題を1回分、時間を計って本番の順番で解きます。2級なら150分で40問、1級なら午前150分で36問です。正答は付いていないので、当サイトの10問診断(登録不要)も受けて、分野ごとの手応えと診断の結果を並べます。ここで「24問まであと何問」「応用能力6問まであと何問」を書き出します。

期間やること2級の目安1級の目安
第1週公開問題1回分+10問診断で現在地を測る40問中いくつかを記録午前36問+応用能力の正答数を記録
第2〜6週必須分野を固める施工管理法(No.28〜42)の15問で11問以上午前の必須15問で11問以上+応用能力の練習開始
第7〜10週選択分野を広げる躯体・仕上げ(No.18〜27)→法規(No.43〜50)→建築学躯体施工→仕上げ施工→建築学の選択
第11〜12週模試で詰める40問150分の模試を2回、24問との差を埋める午前36問+午後24問を2回、6問の確認

第2〜6週:必須分野を固める

5週間は必須分野だけに使います。2級なら施工管理法の必須15問(No.28〜37 の知識10問と No.38〜42 の応用能力5問)と、建築学・設備の必須7問です。施工計画、工程表、品質管理の図表、作業主任者、足場や墜落防止の数値は、現場で見ているものと直結します。1級なら午前の必須15問(No.1〜6、16〜20、41〜44)を固め、並行して応用能力の練習を週1回入れます。

平日は1日20〜30分で用語と数値を確認し、休日に60〜90分まとめて問題を解く配分が続けやすいです。週の終わりに、必須分野だけで何問取れたかを記録します。2級で15問中11問、1級で15問中11問に届いたら次の段階に進みます。届かなければ、この段階を1週間延ばして選択の期間を削ります。必須を削って選択に進むのは順番が逆です。

第7〜10週:選択分野を自分の工種から広げる

4週間は選択分野です。2級の選択は、躯体・仕上げ施工(No.18〜27 から7問)、法規(No.43〜50 から6問)、建築学(No.5〜14 から5問)の18問です。最初に自分の現場の工種が出る躯体・仕上げから入り、次に建築基準法・建設業法・労働安全衛生法の頻出条文、最後に建築学の得意なものだけを拾います。1級は躯体施工(No.21〜30 から7問)と仕上げ施工(No.31〜40 から8問)が中心で、捨てられるのは合計5問だけなので工種を広くさらいます。

選択問題は、本番で指定数を超えて解答すると減点になります。この期間に「どの問題を選ぶか」の判断も練習してください。問題を読んで、解ける見込みのあるものに印を付け、指定数だけ解く。この手順を公開問題で一度やっておくと、本番で迷う時間が減ります。

第11〜12週:模試で基準との差を詰める

最後の2週間は模試です。本番と同じ解答数と時間で2回受け、分野別の正答数を出します。2級は24問との差、1級は全体60%と応用能力6問との差を見て、残りの日数を最も差の大きい分野に寄せます。模試で自信なく当たった問題は実力に数えず、その分野を復習の対象にします。試験の前日は新しい問題に手を出さず、間違えた問題の根拠を読み直すだけにします。

崩れたときの戻し方と日程の見方

現場の繁忙で2〜3週間止まることは普通にあります。戻すときは遅れを取り返そうとせず、必須分野の問題を1セット解いて正答数を確かめ、落ちていればそこから再開します。日程は、令和8年度が1級一次7月19日、2級一次が前期6月14日・後期11月8日でした。令和9年度(2027年度)の日程は2026年10月25日時点で公表されていません。当サイトの日程通知メール(無料会員)は、申込開始の7日前と当日、試験の7日前、合格発表の当日に届きます。

次の一歩:第1週の測定を今日やる

3か月計画の最初の一歩は、現在地の測定です。当サイトの建築向け10問診断(登録不要)は、2級なら10分野から1問ずつ出題して最も弱い分野を表示し、1級なら応用能力の問題を3問含めて足切りのリスクの目安を示します。問題はオリジナルで、各問に一次資料へのリンクを付けています。外部の監修は受けていません。結果を保存して20問診断(分野別正答率・弱点TOP3)に進むには、無料会員登録(メールアドレスとパスワード)が必要です。

テキストは必要ですか?

用語と数値を確認する手元の資料は要りますが、最初から通読する計画は勧めません。公開問題と診断で現在地を測り、必須分野から順に、必要なところだけ読む使い方が3か月に合います。

3か月で足りないと分かったらどうすればよいですか?

必須分野の正答数が目安に届かない時点で、選択の期間を削って必須を延ばします。それでも届かなければ、2級は年2回あるので次の回に照準を合わせ直してください。

1級と2級で計画は同じですか?

順番は同じですが、1級は応用能力10問中6問の個別基準があるため、第2週から週1回の応用能力の練習を別枠で入れます。2級は五肢択一の5問を四肢とは分けて記録してください。