この記事の目次(6項目)
模試で測るのは「あと何問か」
模試を受ける目的は、合格基準までの距離を本番と同じ条件で測ることです。2級の第一次検定は40問解答で、令和8年度前期の確定基準は24問以上の正解でした。1級は全体60%以上に加えて、施工管理法(応用能力)10問中6問以上という個別の基準があります。模試の結果は「何点だった」ではなく「24問まであと何問」「応用能力6問まであと何問」と読んでください。
公開問題を時間を計って解くのも模試になりますが、建設業振興基金が掲載しているのは直近の回だけで、正答は付いていません。回数をこなす、分野ごとに数字を出す、という目的には当サイトの模試のような採点付きの形が向きます。どちらを使う場合も、本番の解答数と時間に合わせることが前提です。
本番の条件に合わせた構成
本番の2級第一次検定は50問出題・40問解答で、試験時間は10時15分から12時45分の150分です。当サイトの2級模試は、解答すべき40問をそのまま並べた40問150分です。内訳は、建築学等が必須4問と選択5問、建築設備・外構が必須3問、躯体・仕上げ施工が選択7問、施工管理法(知識)が10問、施工管理法(応用能力)が五肢択一で5問、法規が選択6問です。
1級の模試は午前と午後に分かれています。午前は本番と同じ36問150分で、建築学等が必須6問と選択6問、建築設備・契約が必須5問、躯体施工7問、仕上げ施工8問、施工管理法4問です。午後も本番の解答数に合わせた24問120分で、施工管理法(知識)6問、施工管理法(応用能力)10問、法規8問です。応用能力は五肢択一で、足切りの基準である10問中6問を模試の中で測れます。
| 模試 | 問数・時間 | 内訳 | 見る基準 |
|---|---|---|---|
| 2級(本番相当) | 40問・150分 | 建築学等 必須4・選択5/建築設備・外構 必須3/躯体・仕上げ 選択7/施工管理法(知識)10/応用能力(五肢)5/法規 選択6 | 40問中24問以上(令和8年度前期確定) |
| 1級 午前 | 36問・150分 | 建築学等 必須6・選択6/建築設備・契約 必須5/躯体7/仕上げ8/施工管理法4 | 全体60%の到達度 |
| 1級 午後 | 24問・120分 | 施工管理法(知識)6/応用能力(五肢)10/法規8 | 応用能力10問中6問以上(令和8年度確定) |
受ける前:条件を本番に合わせる
模試を受ける前に三つそろえます。一つ目は時間で、2級は150分、1級午前は150分を途中で止めずに通します。二つ目は順番で、本番の問題番号順に解きます。得意分野から解く癖がついていると、本番で時間配分が崩れます。三つ目は選択の記録で、本番では指定数を超えて解答すると減点になるため、模試でも選んだ問題を控えて数を守る練習をします。
受けている間:迷った問題に印を付ける
解きながら、自信があって選んだ問題と、迷って選んだ問題に印を分けて付けます。終わったあとに、正解した問題のうち「迷って当たった」ものを数えてください。それが本番で落ちる可能性のある問題です。24問ぎりぎりで合格した模試でも、迷って当たった問題が5問あれば、実力は19問と見るのが安全です。1級の応用能力は、五肢の中で消した肢の根拠も書き残すと、復習の材料になります。
受けた後:分野別の正答数を次の1週間に落とす
模試のあとにやることは、分野別の正答数を出して、次の1週間で取り組む分野を一つ決めることです。2級なら、施工管理法(知識)10問で7問取れていなければそこから、取れていれば躯体・仕上げの選択7問を見ます。1級なら、応用能力10問で6問に届いていなければ、他の分野より先に応用能力の練習に時間を寄せます。模試は受けるたびに前回との差を記録し、2週間に1回くらいの間隔で繰り返します。
次の一歩:模試つきの総合パックで繰り返す
当サイトの総合パック(9,800円・税込・一括・自動更新なし)には、2級10分野・1級6分野の全問題が含まれます。この記事で説明した模試(2級40問150分、1級 午前36問150分+午後24問120分)も付いています。問題はオリジナルで、各問に一次資料へのリンクを付けています。外部の監修は受けていません。模試を受ける前に現在地を知りたい人は、10問診断(登録不要)から始めてください。
模試は何回受ければよいですか?
回数より間隔です。2週間に1回を目安に、前回との分野別の差を記録してください。基準に届いた回が2回続けば、残りの時間は弱い分野の補強に回せます。
1級の模試で午後の部は本番と同じ構成ですか?
解答数と時間は本番に合わせています。本番の午後は28問出題・24問解答・120分で、当サイトの模試は解答する24問(施工管理法(知識)6問、応用能力10問、法規8問)をそのまま並べています。応用能力は本番と同じ五肢択一です。
公開問題を模試代わりに使えますか?
使えます。ただし掲載は直近の回だけで、正答は付いていません。時間を計って本番の順番で解き、根拠は条文や仕様書で自分で確かめる使い方になります。