この記事の目次(6項目)
  1. 勉強時間は「24問」から逆算する
  2. 必須22問・選択18問の内訳を知る
  3. 現場勤務の人が続けられる配分
  4. 前期6月・後期11月、どちらに合わせるか
  5. 計画が止まったときの戻し方
  6. 次の一歩:10問診断で「今、何問取れるか」を出す

勉強時間は「24問」から逆算する

2級建築 第一次検定の勉強時間を示した公表資料はありません。民間の目安をそのまま信じるより、公表されている構成と基準から自分の必要量を出す方が確実です。令和8年度前期の確定基準は「40問中24問以上正解」でした。原則は満点の60%以上で、実施状況により変わる可能性があると手引に書かれています。

逆算の起点は「今、40問中いくつ取れるか」です。現在地が分からないまま「1日1時間」と決めても、足りるか余るかの判断ができません。最初に10問診断(登録不要)か、建設業振興基金が公開している直近の問題を1回分解いて、分野ごとの正答数を出してください。24問までの差が、必要な勉強の量です。

必須22問・選択18問の内訳を知る

2級の第一次検定は50問出題・40問解答です。必須は No.1〜4(建築学)、No.15〜17(建築設備・外構)、No.28〜37(施工計画・工程・品質・安全の知識)、No.38〜42(施工管理法の応用能力)の22問です。選択は No.5〜14 から5問、No.18〜27(躯体・仕上げ施工)から7問、No.43〜50(法規)から6問の18問です。指定数を超えて解答すると減点になります。

必須22問のうち15問が施工管理法(No.28〜42)に集まっています。ここは避けられないうえ、現場で見ている工程表や安全管理の話が多く、現場勤務の人には得点しやすい領域です。No.38〜42 の5問だけは五肢択一で、数値や手順の正誤を組み合わせて判断する形です。四肢の問題より1問に時間がかかるので、別枠で練習します。

区分問題番号解答数内容勉強の順番
必須No.28〜3710問施工計画・工程管理・品質管理・安全管理1番目:先に固める
必須(五肢)No.38〜425問施工管理法(応用能力)2番目:別枠で練習
必須No.1〜4、No.15〜177問建築学(環境・構造・材料)、設備・外構3番目:用語を押さえる
選択No.18〜27 から7問7問躯体施工・仕上げ施工4番目:自分の工種から
選択No.43〜50 から6問6問法規(建築基準法・建設業法・労働安全衛生法など)5番目:頻出の条文
選択No.5〜14 から5問5問建築学(環境・構造・力学・材料)6番目:得意なものだけ

現場勤務の人が続けられる配分

現場に出ている人は、平日に長い時間は取れません。平日は1日20〜30分で用語と数値の確認、休日に公開問題か模試を1回分まとめて解く、という配分が続けやすいです。試験時間は10時15分から12時45分の2時間30分で40問なので、1問あたり約3分45秒を使えます。休日に時間を計って解けば、本番のペースも同時に身につきます。

順番は、施工管理法の必須15問、建築学・設備の必須7問、選択18問です。必須22問で16問以上取れるようになれば、選択18問で8問取れば24問に届きます。逆に必須で10問しか取れないと、選択で14問が必要になり、工種を広くさらう負担が増えます。必須を先に固める理由はここにあります。

前期6月・後期11月、どちらに合わせるか

2級の第一次検定は年2回です。令和8年度は前期が6月14日(申込2月6日〜2月27日)、後期が11月8日(申込6月29日〜7月27日)でした。前期は「第一次検定のみ」だけで、後期は第二次検定と同時に受けられます。前期に不合格でも後期を新規申請で受けられるので、現在地を測ってから、どちらの回に照準を合わせるかを決めてください。

直近の結果は、令和8年度前期が受検者15,465名・合格者7,249名で、計算すると約46.9%です。令和7年度後期は受検者22,803名・合格者8,285名で、公表資料に36.3%と記載されています。後期は第二次検定と同時に受ける人も含まれ、受検者の層が前期と違います。数字だけで難しさを判断せず、自分が24問に届くかで考えてください。

計画が止まったときの戻し方

繁忙期で勉強が2〜3週間止まることは普通にあります。戻すときは、止まった分を取り返そうとせず、優先順位の上から再開します。まず施工管理法の必須15問を1セット解いて正答数を確かめ、落ちていればそこから、落ちていなければ五肢の5問を解き直します。週に1回、40問中いくつ取れるかを記録すると、残り期間で何に時間を使うかが見えます。

次の一歩:10問診断で「今、何問取れるか」を出す

当サイトの建築2級向け10問診断(登録不要)は、10分野から1問ずつ出題し、最も弱い分野を表示します。問題はオリジナルで、各問に一次資料へのリンクを付けています。外部の監修は受けていません。結果を保存して20問診断(分野別正答率・弱点TOP3)に進むには、無料会員登録(メールアドレスとパスワード)が必要です。苦手パック(2,980円・税込・1分野)と総合パック(9,800円・税込・模試つき)は、現在地が分かってから選んでください。総合パックの模試は、2級の本番と同じ40問150分です。

2級建築一次の勉強時間の目安は何時間ですか?

「何時間で合格する」と言える公表資料はありません。合格基準(40問中24問以上・令和8年度前期確定)と、今の正答数の差から自分の必要量を出す方法を勧めます。

現場経験があれば勉強しなくても受かりますか?

施工管理法の必須15問は現場経験が生きますが、建築学や法規は用語と条文の確認が要ります。1回分の公開問題を解いて、24問に届くかを先に確かめてください。

五肢択一の問題はどのくらい時間をかけるべきですか?

No.38〜42 の5問は四肢より判断する項目が多く、1問に時間がかかります。週に1回まとめて解き、四肢の問題とは別に正答数を記録してください。