この記事の目次(5項目)
  1. No.38〜42 だけが五肢択一:注意事項に明記
  2. 1級との違い:2級には個別の足切りがない
  3. 出題テーマは躯体・仕上げの数値判断が中心
  4. 五肢択一の解き方:消して2つに絞り、数値で決める
  5. 次の一歩:五肢択一の15問を分野として練習する

No.38〜42 だけが五肢択一:注意事項に明記

2級建築の第一次検定は50問出題・40問解答で、解答形式は四肢択一が基本です。例外が No.38〜42 の5問で、問題用紙の注意事項に「No.38 から No.42 は、施工管理法の能力問題で五肢択一式です」と書かれています。令和8年度前期も令和7年度後期も同じ記載でした。受検の手引の検定科目の表でも、施工管理法の「能力」だけが五肢択一です。

この5問は必須で、選択して避けることはできません。四肢の感覚で4つしか読まないと、5つ目の肢を見落とします。本番で「選択肢が5つある」と気づいて焦らないよう、普段から五肢の問題で練習しておくことが第一の対策です。

1級との違い:2級には個別の足切りがない

1級の第一次検定は、全体60%に加えて施工管理法(応用能力)10問中6問以上という個別基準があります。2級にはこれがありません。2級の受検の手引の合格基準は「60%以上」だけで、確定基準も令和8年度前期・令和7年度後期とも「40問中24問以上正解」でした。No.38〜42 で0問でも、ほかで24問取れば合格です。

ただし計算すると、5問を全部落とすと残り35問で24問、つまり約69%の正答率が必要になります。5問中3問取れば残り35問で21問(60%)で足ります。足切りはなくても、ここで3問取るかどうかで、ほかの分野に求められる正答率が1割近く変わるということです。

No.38〜42 の正解数残り35問で必要な正解数(24問到達)残り35問に求められる正答率
5問19問約54%
4問20問約57%
3問21問60%
2問22問約63%
1問23問約66%
0問24問約69%

出題テーマは躯体・仕上げの数値判断が中心

公開問題で見えた令和8年度前期の5問のテーマは、鉄筋のかぶり厚さ、コンクリートの調合、といの施工、せっこうボード張り、品質管理の用語でした。令和7年度後期は、型枠のセパレータ、木造在来軸組構法、張り石の乾式工法、金属製折板葺、アロー型ネットワーク工程表です。躯体から2問前後、仕上げから2問前後、施工管理から1問前後という並びが2回続いています。

能力問題は、知識問題の「正しいものはどれか」より、数値や手順の正誤を組み合わせて判断させる作りです。かぶり厚さの最小値、スランプや空気量の許容差、ボルトの締付け順序、ルーフィングの重ね幅など、数字がそのまま問われます。躯体施工と仕上げ施工の知識問題(No.18〜27)を数値まで覚えておくと、能力問題にもそのまま使えます。

五肢択一の解き方:消して2つに絞り、数値で決める

五肢択一は、消去法で3つ消しても候補が2つ残りやすい形式です。残った2つは、数値が入っている肢を優先して検証します。数値の肢は根拠が一次資料(公共建築工事標準仕様書や労働安全衛生規則など)にあり、覚えていれば判断に迷いません。言葉の肢は「〜しなければならない」「〜してもよい」の違いで誤りを仕込まれることが多いです。

時間配分では、この5問を後回しにしないことを勧めます。試験時間は10時15分から12時45分の150分で、40問に対して余裕があります。必須の No.28〜37 を解いた流れで No.38〜42 に入り、1問3〜4分かけて丁寧に読む方が、最後に慌てて解くより正答が安定します。法規の No.43〜50 は8問中6問を選ぶだけなので、後に回しても時間は読めます。見直しの時間が残ったら、五肢の問題に戻って数値の肢をもう一度確かめてください。

次の一歩:五肢択一の15問を分野として練習する

当サイトの建築2級向け苦手パック(2,980円・税込・1分野・自動更新なし)には「施工管理法(応用能力)」の分野があり、15問すべてを五肢択一で作っています。総合パック(9,800円・税込・自動更新なし)は10分野すべてと、本番と同じ40問150分の模試(No.38〜42 に相当する5問は五肢択一)を含みます。問題はオリジナルで、各問に一次資料へのリンクを付けています。外部の監修は受けていません。まず10問診断(登録不要)で、応用能力を含む10分野の手応えを確かめてください。

2級建築の五肢択一は何問ありますか?

No.38〜42 の5問(必須)だけです。問題用紙の注意事項に「施工管理法の能力問題で五肢択一式です」と書かれています。ほかの45問は四肢択一です。

No.38〜42 を全部間違えたら不合格ですか?

2級には応用能力の個別基準がないため、それだけで不合格にはなりません。ただし残り35問で24問(約69%)を取る必要があり、負担は大きくなります。

能力問題はどんなテーマが出ていますか?

公開問題では、鉄筋のかぶり厚さ、コンクリートの調合、型枠、木造軸組、とい・折板葺、張り石、ボード張り、品質管理の用語、ネットワーク工程表などでした。問題文は建設業振興基金の公開問題で確認してください。