この記事の目次(5項目)
  1. 2級一次の合格基準と問題構成
  2. 必須24問を先に固める理由
  3. 選択21問の選び方
  4. 時間の見積もり:1問あたりの単価を測る
  5. 崩れたときの優先順位

2級一次の合格基準と問題構成

2級土木の第一次検定は、No.1〜66のうち45問を解答し、27問以上の正解で合格です。四肢択一です。45問の内訳は、必須24問(No.1〜5とNo.48〜66)と選択21問(No.6〜16から9問、No.17〜36から6問、No.37〜47から6問)です。令和8年度前期は受検14,060人・合格6,723人・合格率47.8%でした(jctc公表)。

1級と違い、2級には応用能力の足切りはありません。合計27問という1本の基準だけです。その分、「どの問題群で何問取るか」を自分で決めやすい試験でもあります。

必須24問を先に固める理由

区分問題番号問題数内容
必須No.1〜55問土木一般(土工・コンクリートなど)
必須No.48〜6619問測量・契約・設計図書・建設機械・施工計画・工程・安全・品質・環境
選択No.6〜16から9問9問土木一般(選択)
選択No.17〜36から6問6問専門土木(選択)
選択No.37〜47から6問6問法規(選択)

必須24問のうち19問を占めるNo.48〜66は、測量、契約(公共工事標準請負契約約款)、設計図書、建設機械、施工計画、工程、安全、品質、環境という施工管理の基本分野です。現場に出ている人なら日常業務と重なる内容が多く、勉強の初期に点が伸びやすい区分です。

必須24問で17問(7割)取れれば、残りは選択21問で10問です。選択は出題数より解答数が少ないので、得意分野を選べば5割弱は現実的な水準です。逆に必須が12問(5割)だと選択で15問(7割超)が要るので、選択の全分野を仕上げる必要が出てきます。必須を固めるほど、選択で求められる水準が下がる構造です。

選択21問の選び方

選択は3つの区分に分かれています。No.6〜16(土木一般)は11問から9問を選ぶので、ほぼ全問に手を付けることになります。No.17〜36(専門土木)は20問から6問、No.37〜47(法規)は11問から6問です。専門土木は自分の現場経験に近い分野(河川・道路・コンクリート構造物など)を2〜3つ決めて深く仕上げます。

法規(No.37〜47)は、労働基準法・労働安全衛生法・建設業法・河川法・建築基準法・道路法・騒音規制法・振動規制法・港則法から出題されます。11問から6問選べるので、全部を覚える必要はありません。9つの法令のうち、現場の日常業務と関わりが深い労働基準法・労働安全衛生法・建設業法の3つを軸に据え、残りを足していく形が組みやすい選び方です。

時間の見積もり:1問あたりの単価を測る

勉強時間は、作業量から見積もります。まず全国建設研修センターが公表している過去の試験問題を1回分(66問)解き、解説なしで「なぜその答えか」を自分で確認する作業に何分かかったかを測ります。1問8分なら66問で約9時間です。これを前期・後期の過去問で数回分やるとして、2周目は半分の時間とすると、合計の見積もりが出ます。

見積もりが出たら、試験日から逆算して週あたりの時間にします。令和8年度は前期が6月7日、後期が10月25日でした。後期の申込はすでに終わっていますが、後期を受ける方は10月25日まで、必須24問の過去問を回し切ることを優先してください。来年度の前期を受ける方は、2027年度の日程が2026年10月8日時点で未公表のため、前年と同じ6月上旬を仮置きして計画を立ててください。

崩れたときの優先順位

計画が崩れたら、削るのは選択の専門土木の分野数です。必須24問と法規の軸3法(労基法・安衛法・建設業法)は削りません。この順番を最初に決めておくと、残り時間が減っても27問に届く組み立てを保てます。

当サイトの10問診断は登録なしで受けられ、2級は必須分野から1問ずつ出して最弱分野を表示します。無料会員(メールとパスワードのみ、費用なし)になると20問診断で分野別の正答率と弱点TOP3が見られ、試験日程の通知メールも届きます。計画を立てる前に、まず診断で今の位置を知ってください。

2級一次に足切りはありますか?

ありません。45問中27問以上という合計の基準だけです。1級の応用能力(15問中9問以上)のような分野別の基準は2級にはありません。

必須24問はどこから出ますか?

No.1〜5(土木一般:土工・コンクリートなど)とNo.48〜66(測量・契約・設計図書・建設機械・施工計画・工程・安全・品質・環境)の24問です。No.48〜66は施工管理の基本分野なので、現場経験がある方は最初に取り組むと点が伸びやすい区分です。

後期(10月25日)に向けて今からでも間に合いますか?

申込は7月22日で終了しているので、申し込み済みの方が対象です。残り期間は必須24問の過去問を優先し、選択は得意分野に絞ってください。間に合うかどうかは当サイトでは断定しません。