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19歳以上なら入社1年目でも受けられる
1級建築施工管理技術検定の第一次検定の受検資格は、建設業振興基金の案内に「試験実施年度に満19歳以上となる者」とだけ書かれています。令和8年度は平成20年4月1日以前に生まれた人が対象でした。学歴、指定学科、実務経験は問われません。令和5年度までは学歴ごとの実務経験年数が必要でしたが、令和6年度の制度改正でなくなりました。
会社の側から見ると、高卒2年目、大卒1年目の社員が1級の第一次検定を受けられるということです。「第一次検定のみ」の申請はインターネット申請だけで、願書の購入も実務経験の証明書も要りません。手数料は12,300円(非課税)です。令和8年度は申込が2月13日から(一次のみは4月7日まで)、試験が7月19日、合格発表が8月25日でした。
意味その1:第二次検定の実務経験を早く数え始められる
1級の第二次検定は、1級一次に合格した後の実務経験で受けます。国土交通省の資料では、1級一次合格後に実務経験5年以上、特定実務経験1年以上を含む3年以上、または監理技術者補佐としての実務経験1年以上のいずれかです。特定実務経験は、請負金額が建築一式で7,000万円以上(その他4,500万円以上)の工事で、監理技術者・主任技術者の指導のもと、または自らその立場で行った経験です。
入社1年目の7月に一次に合格すれば、その後の現場経験が第二次検定に向けた実務経験として積み上がります。一次を先延ばしにすると、現場経験はあっても「一次合格後」の年数が足りず、第二次検定が後ろにずれます。若手に早く受けさせる最大の理由はここです。
| 入社時に1級一次を受けた場合 | やること | 会社にとっての効果 |
|---|---|---|
| 1年目 | 第一次検定に合格し1級建築技士補に | 第二次検定に向けた実務経験の起算が始まる |
| 2〜3年目 | 現場で実務経験を積む。2級二次や2級建築士で主任技術者の要件を満たす | 主任技術者の要件を満たす場合に監理技術者補佐として配置でき、経審でコード005・4点 |
| 4年目 | 特定実務経験1年を含む3年、または補佐として1年 | 1級第二次検定の受検資格に到達 |
| 5〜6年目 | 第二次検定に合格し1級建築施工管理技士に | 監理技術者の候補になる(資格者証・講習は別途) |
意味その2:主任技術者の要件を満たせば監理技術者補佐に
1級建築技士補は、主任技術者の要件を満たす場合に監理技術者補佐として現場に置けます。補佐を専任で置くと、監理技術者は2現場まで兼任できます。経営事項審査でも、主任技術者の要件を満たす場合に監理技術者補佐として有資格区分コード005・4点で評価されます。関東地方整備局の資料には、一級技士補の資格を有するだけでは補佐にはならず、主任技術者要件も満たす必要があると明記されています。
若手が技士補になった時点では、主任技術者の要件(2級施工管理技士などの資格、または指定学科卒+実務経験・実務10年)をまだ満たしていないのが普通です。建築一式は指定建設業なので「1級一次合格から3年」の区分も使えません。会社としては、1級一次と並行して2級の第二次検定か2級建築士で要件を満たす道筋を描いておくと、技士補が点と配置につながる時期が早まります。
意味その3:2級を経由せず1級へ直行できる
1級第一次検定の受検資格に2級の合格は含まれていません。19歳以上なら2級を飛ばして1級から始められます。2級の第一次検定は17歳以上で受けられるので、高卒入社の1年目は2級、19歳になる年度から1級、という順番も組めます。どちらを先にするかは、本人の年齢と、会社が2級技術者(2点)を先に増やしたいかで決めてください。
令和8年度の1級第一次検定は受検者42,826名・合格者19,993名で、計算すると約46.7%でした。確定基準は60.0点(100点換算)かつ施工管理法(応用能力)10問中6問以上です。現場を知らない若手には躯体・仕上げの工種と応用能力の数値判断が壁になるので、会社が勉強の時間と材料を用意するかどうかで結果が変わります。
会社がやること:申込の管理と勉強の見える化
申込は本人がインターネット申請サイトで行います。会社は申込期間(令和8年度は一次のみ4月7日まで)を社内で共有し、住民票コードと顔写真データの準備を早めに促してください。令和9年度(2027年度)の日程は2026年10月25日時点で公表されていません。当サイトの日程通知メール(無料会員)は申込開始の7日前と当日に届きます。
勉強の進み具合は本人任せになりがちです。当サイトの法人団体プラン(年98,000円で10ID、追加1ID年8,800円)は、建築・土木などどの種目でも使えます。管理者画面で受検者ごとの分野別正答率と模試の結果を確認できます。問題はオリジナルで一次資料へのリンク付き、外部の監修は受けていません。商談予約フォームから担当者が対応します。
次の一歩:本人に10問診断を受けてもらう
受けさせるかどうかを決める前に、本人に当サイトの建築1級向け10問診断(登録不要)を受けてもらってください。応用能力の問題を3問含み、足切りに近いかどうかの目安が出ます。結果を見て、今年度に一次だけ受けるか、2級から入るかを一緒に決めると、本人の納得感も違います。第二次検定までの年数は、受検資格の判定ツールで整理できます。
入社1年目で1級一次に合格すると、何年後に第二次検定を受けられますか?
1級一次合格後に実務経験5年以上、特定実務経験1年以上を含む3年以上、または監理技術者補佐としての実務経験1年以上のいずれかで受けられます。現場の請負金額と配置によって3〜5年が目安です。
若手が1級技士補になると経審の点はすぐ上がりますか?
すぐには上がりません。監理技術者補佐(コード005・4点)になるのは主任技術者の要件を満たす場合に限られます。2級施工管理技士などの資格か、所定の実務経験が別に必要です。
2級を飛ばして1級から受けさせても問題ありませんか?
受検資格の面では問題ありません。1級第一次検定の要件は19歳以上であることだけです。ただし2級技術者(2点)を先に増やしたい会社は、2級の第二次検定も並行して計画してください。