この記事の目次(6項目)
  1. 19歳以上なら実務経験ゼロでも受けられる
  2. 「第一次検定のみ」はインターネット申請だけ
  3. 令和8年度の日程と手数料
  4. 合格基準と直近の結果
  5. 合格すると「1級建築施工管理技士補」
  6. 次の一歩:応用能力を含む10問診断で現在地を見る

19歳以上なら実務経験ゼロでも受けられる

1級建築施工管理技術検定の第一次検定の受検資格は、建設業振興基金の案内に「試験実施年度に満19歳以上となる者」とだけ書かれています。令和8年度の申請では、生年月日が平成20年4月1日以前の人が対象でした。学歴、指定学科、実務経験はいずれも問われません。入社1年目でも、専門学校や大学に在学中でも受けられます。

令和5年度までは、1級の第一次検定にも学歴ごとの実務経験年数が必要でした。令和6年度の制度改正でこの要件がなくなり、年齢だけになりました。国土交通省の制度資料では「19歳以上(当該年度末時点)」と表現されています。年度の途中で19歳になる人も、年度末に19歳であれば対象です。

「第一次検定のみ」はインターネット申請だけ

1級の申請には「第一次・第二次検定」と「第一次検定のみ」の区分があります。実務経験がない人は「第一次検定のみ」で申請します。この区分はインターネット申請だけで、願書を買う書面申請はできません。建設業振興基金の申請サイトで本人がアカウントを作り、住民票コード(11桁)、顔写真データ、手数料の支払い(クレジットカードまたはコンビニ払い)を進めます。

注意したいのは、「第一次検定のみ」で申請して合格した場合、同じ年度の第二次検定は受けられない点です。第二次検定の受検資格を満たしている人が「第一次検定のみ」で申請しても同じ扱いになります。実務経験5年以上などの要件をすでに満たす人は、「第一次・第二次検定」で申請するかどうかを先に決めてください。

令和8年度の日程と手数料

令和8年度の1級第一次検定は、申込が2月13日(金)から2月27日(金)まで、「第一次検定のみ」は4月7日(火)まで受け付けられました。受検票の発送は6月29日、試験は7月19日(日)、合格発表は8月25日(火)です。手数料は第一次検定12,300円(非課税)です。試験地は札幌・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・沖縄の10都市で、会場の都合で近郊の府県になる場合があります。

項目令和8年度(1級 第一次検定)確認した資料
申込期間(一次・二次)2月13日(金)〜2月27日(金)建設業振興基金 1級案内
申込期間(一次のみ)2月13日(金)〜4月7日(火)・インターネット申請のみ同上
受検票発送6月29日(月)年間日程表
試験日7月19日(日)1級案内・年間日程表
合格発表8月25日(火)同上
手数料12,300円(非課税)1級案内
合格基準(確定)60.0点(100点換算)かつ応用能力10問中6問以上合格発表資料

令和9年度(2027年度)の日程は、2026年10月25日時点で公表されていません。令和8年度分は令和7年12月18日付の国土交通省の通知で示されました。来年度の受検を考えている人は、当サイトの日程通知メール(無料会員)で申込開始を受け取れます。

合格基準と直近の結果

1級第一次検定の合格基準は、全体の得点が60%以上で、かつ施工管理法(応用能力)の得点が60%以上です。令和8年度の確定基準は「60.0点(100点換算)、施工管理法(応用能力)10問中6問以上」でした。全体で6割を取っても、応用能力で6問に届かなければ不合格になります。この足切りが1級の特徴です。

令和8年度(7月19日実施)は受検者42,826名、合格者19,993名でした。合格発表資料に合格率の記載はなく、計算すると約46.7%です。令和7年度は受検者41,812名・合格者20,294名で、公表資料に48.5%と記載されています。実務経験のない若手が受ける場合、知識問題より応用能力の得点を先に確かめるのが現実的です。

合格すると「1級建築施工管理技士補」

第一次検定に合格すると、建設業法第27条と建設業法施行令第40条にもとづき「1級建築施工管理技士補」の称号を名乗れます。受検の手引にも「第一次検定に合格すると1級施工管理技士補、第二次検定に合格すると1級施工管理技士の国家資格を取得することができます」と書かれています。技士補になった後は、実務経験を積んで第二次検定に進みます。技士補でできること、できないことは別の記事で整理しています。

次の一歩:応用能力を含む10問診断で現在地を見る

当サイトの建築1級向け10問診断(登録不要)は、応用能力の問題を3問含みます。足切りに近いかどうかの目安を先に知ってから、分野ごとの学習に入ってください。問題はオリジナルで、各問に一次資料へのリンクを付けています。外部の監修は受けていません。結果を保存して20問診断に進むには、無料会員登録(メールアドレスとパスワード)が必要です。

大学在学中の19歳でも1級の第一次検定を受けられますか?

受けられます。要件は試験実施年度に満19歳以上であることだけで、学歴や在学中かどうかは問われません。「第一次検定のみ」でインターネット申請します。

第一次検定に合格した年に第二次検定も受けられますか?

「第一次検定のみ」で申請した場合は受けられません。同じ年度に第二次検定も受けるには、実務経験などの受検資格を満たしたうえで「第一次・第二次検定」として申請する必要があります。

2級を持っていなくても1級から受けられますか?

受けられます。1級第一次検定の受検資格に2級の合格は含まれていません。19歳以上であれば、2級を飛ばして1級の第一次検定から始められます。