この記事の目次(5項目)
  1. 17歳以上なら高校生でも受けられる
  2. 年2回:前期6月と後期11月の違い
  3. 申請はインターネットだけ、願書は買わない
  4. 試験時間・解答形式・合格基準
  5. 次の一歩:10分野から1問ずつの10問診断

17歳以上なら高校生でも受けられる

2級建築施工管理技術検定の第一次検定の受検資格は、「試験実施年度に満17歳以上となる者」です。令和8年度の前期手引には「生年月日が平成22年4月1日以前の者が対象」と書かれています。学歴や実務経験は問われないため、工業高校の建築科に通う生徒や、入社したばかりの若手がそのまま受けられます。年度末時点の年齢で見るので、試験日に16歳でも年度内に17歳になれば対象です。

第一次検定には「建築」「躯体」「仕上げ」といった種別の区分はありません。種別は第二次検定で選びます。第一次検定に合格すると「2級建築施工管理技士補」の称号を名乗れます。この称号は建設業法第27条と建設業法施行令第40条にもとづくもので、第二次検定に合格すると「2級建築施工管理技士」になります。

年2回:前期6月と後期11月の違い

2級の第一次検定は年に2回あります。令和8年度は、前期が6月14日(日)、後期が11月8日(日)です。前期は「第一次検定のみ」の人だけが対象で、後期は「第一次検定のみ」「第一次・第二次検定」「第二次検定のみ」の3区分が同じ日に行われます。前期で不合格になった人が後期を受けることもできます。

試験地も違います。前期は札幌・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・沖縄の10都市です。後期は札幌・青森・仙台・東京・新潟・金沢・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・鹿児島・沖縄で、学校申請者向けには別に8試験地が設けられます。地方に住む人は後期のほうが近い会場を選べる場合があります。

項目前期(第一次検定のみ)後期(第一次検定のみ)
申込期間(令和8年度)2月6日(金)〜2月27日(金)ネット申請 6月29日(月)〜7月27日(月)
受検票発送5月25日(月)10月22日(木)
試験日6月14日(日)11月8日(日)
合格発表7月13日(月)12月21日(月)
試験地10都市13都市+学校申請者向け8試験地
手数料6,150円(非課税)6,150円(非課税)

申請はインターネットだけ、願書は買わない

「第一次検定のみ」の申請は、初回も再受検もインターネット申請に限られます。建設業振興基金の案内には「願書購入は不要」と明記されています。申請サイトで本人がアカウントを作り、住民票コード(11桁、マイナンバーとは別の番号)を入力し、顔写真データをアップロードし、手数料をクレジットカードかコンビニ払いで支払います。

顔写真は、前期手引では縦531ピクセル×横413ピクセル以上のjpeg画像で、6か月以内に撮影したものと定められています。背景のある画像やスキャンした画像は使えません。第一次検定には再受検制度がないため、前回不合格でも毎回新規として申請します。手続きの詳細は、申込方法の記事で整理しています。

試験時間・解答形式・合格基準

試験時間は10時15分から12時45分までの2時間30分です。入室は9時45分までで、10時から注意事項の説明があります。出題は50問で、そのうち40問に解答します。解答形式は、建築学等・法規・施工管理法の知識問題が四肢択一、施工管理法の能力問題(No.38〜42)だけが五肢択一です。選択問題で指定数を超えて解答すると減点されます。

合格基準は満点に対する得点の60%以上で、試験の実施状況により変更の可能性があると手引にあります。確定した基準は、令和8年度前期も令和7年度後期も「40問中24問以上正解」でした。令和8年度前期(6月14日実施)は受検者15,465名・合格者7,249名で、資料に合格率の記載はなく、計算すると約46.9%です。

次の一歩:10分野から1問ずつの10問診断

当サイトの建築2級向け10問診断(登録不要)は、建築学・施工・施工管理法・法規など10分野から1問ずつ出し、最も弱い分野を示します。問題はオリジナルで、各問に一次資料へのリンクを付けています。外部の監修は受けていません。後期(11月8日)を受ける人は、残りの日数で弱い分野を一つずつ埋めてください。令和9年度の日程は2026年10月25日時点で公表されていないため、来年度の前期を目指す人は日程通知メール(無料会員)で申込開始を受け取れます。

前期と後期の両方を同じ年度に受けられますか?

前期で不合格になった場合、後期を新規申請として受けられます。第一次検定には再受検制度がないため、申請は毎回新規として行い、手数料も毎回かかります。

高校の授業で習っていない分野が多いのですが、受けられますか?

受検資格は年齢だけなので受けられます。出題は建築学・施工・施工管理法・法規にわたるため、10問診断で弱い分野を確かめてから学習範囲を決めるのが現実的です。

2級第一次検定に合格したら、次は何を受けますか?

実務経験3年以上で2級第二次検定(種別は建築・躯体・仕上げから選ぶ)に進めます。19歳以上なら、2級合格を待たずに1級の第一次検定を受けることもできます。