この記事の目次(6項目)
  1. 第二次検定の全体像:科目は施工管理法の1つ、記述式で答える
  2. 試験の基準3項目:知識と2つの応用能力が問われる
  3. 合格基準は得点60%以上、不合格は評定B・Cで分かれる
  4. 当日のルール:筆記用具・電卓・問題の持ち帰り
  5. 来年受ける人が今からできること
  6. 次の一歩:10問診断で今の位置を知り、日程の公表を待つ

第二次検定の全体像:科目は施工管理法の1つ、記述式で答える

1級土木の第二次検定は、検定科目が「施工管理法」の1つだけという構成です。令和8年度の受検の手引には、記述式による筆記試験を行うと明記されています。

一次のように選択肢から選ぶ形式ではなく、問われた内容を自分の言葉で書いて答えます。下の表は、令和8年度の手引と国土交通省の「実施について」で確認した項目をまとめたものです。

項目令和8年度の内容
試験日令和8年10月4日(日)
試験時間13時15分〜16時00分(入室は13時00分まで)
検定科目施工管理法(記述式による筆記試験)
合格基準得点が60%以上(変更の可能性あり)
合格発表令和9年1月8日(金)
受検手数料12,000円(非課税)。別に事務手続き手数料250円
試験地札幌・釧路・青森・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・岡山・広島・高松・福岡・那覇(近郊都市を含む。会場は受検票で通知)

試験時間は13時15分から16時00分までの2時間45分です。13時から13時15分までは説明の時間にあてられ、入室は13時までと定められています。

試験の基準3項目:知識と2つの応用能力が問われる

手引には、第二次検定で何ができればよいかが「試験の基準」として3項目で示されています。3項目とも「監理技術者として」という書き出しで、監理技術者の立場で求められる力が示されています。

1つ目は、土木一式工事の施工の管理を適確に行うために必要な知識を有することです。2つ目と3つ目は知識ではなく、どちらも「応用能力」を有することと書かれています。

2つ目は、土質試験や土木材料の強度等の試験を正確に行い、その結果から必要な措置をとる力です。3つ目は、設計図書に基づいて工事現場の施工計画を適切に作成する、または実施する応用能力です。

1級土木第二次検定の試験の基準3項目(知識、試験と措置の応用能力、施工計画の応用能力)が、記述式の施工管理法につながることを示した図
図:1級土木 第二次検定の試験の基準3項目と、施工管理法の答え方(タップで拡大)

図のとおり、3つの基準はすべて施工管理法という1科目の記述式で確かめられます。覚えた用語を書くだけでなく、現場での判断を文章で示す準備が要ります。

合格基準は得点60%以上、不合格は評定B・Cで分かれる

合格基準は、令和8年度も第二次検定の得点が60%以上です。ただし手引と国土交通省の資料には、実施状況等を踏まえ変更する可能性があると書かれています。

評定はAが合格、Bが得点40%以上で合格基準未満、Cが得点40%未満という区分です。成績が通知されるのは不合格者だけで、評定B・Cで届き、設問ごとの得点は通知されません。通知された成績についての問い合わせにも答えないとされています。

第二次検定の得点0〜100%を評定C(40%未満)、評定B(40%以上60%未満)、評定A(60%以上・合格)に区切った帯の図と令和7年度の結果
図:第二次検定の得点と評定A・B・Cの関係、令和7年度の受検者数と合格率(タップで拡大)

図のとおり、Bは合格まで20ポイント以内、Cはそれより下という目安になります。参考として令和7年度は、受検者24,667人のうち合格者9,603人でした。

合格率38.9%(令和7年度・全国建設研修センター公表)で、合格基準は同じく得点60%以上と公表されています。令和8年度の受検者の結果は、令和9年1月8日(金)に発表される予定です。

当日のルール:筆記用具・電卓・問題の持ち帰り

持参する筆記用具は、HBの黒鉛筆かシャープペンシルと消しゴムと手引に書かれています。万年筆やボールペンでの記入は禁止され、電卓等も使えないので注意が必要です。

試験問題は、終了時刻まで在席した人のうち希望者に限り持ち帰れます。一度回収された試験問題は、どのような理由があっても渡されないと手引に書かれています。

令和8年度の第二次検定の問題は、令和8年10月5日13時から1年間、全国建設研修センターのホームページで公表されます。一方で、第二次検定の解答は公表しないとされています。

来年受ける人が今からできること

令和9年度の試験日程は、この記事を確認した時点では、まだ公表されていません。参考までに、令和8年度の「土木施工管理技術検定の実施について」は、国土交通省が令和7年12月18日付で出しています。

まずは公表中の令和8年度の問題を見て、何を書かせる試験なのかを自分の目で確かめましょう。記述式の試験なので、鉛筆を使い、2時間45分の中で書き切る練習も欠かせません。

第二次検定には実務経験の条件があり、旧受検資格は経過措置として令和10年度まで使えると手引に書かれています。自分が新旧どちらの受検資格で受けるかを先に確かめておくと安心です。

受検資格の目安は判定ツール(/tools/eligibility)で確かめられます。一次から受ける人は、登録不要の10問診断(/diagnostic)で今の弱点を先に知っておくと、来年の準備を組み立てやすくなります。

1級土木の第二次検定は選択式ですか?

令和8年度の受検の手引では、施工管理法の記述式による筆記試験とされています。選択肢から選ぶ一次とは形式が違います。

評定Bとはどういう意味ですか?

得点が40%以上で、合格基準(60%以上)に届かなかったことを示します。40%未満は評定Cです。

第二次検定の解答や模範解答は公表されますか?

試験問題は令和8年10月5日13時から1年間公表されますが、全国建設研修センターは第二次検定の解答を公表しないとしています。

次の一歩:10問診断で今の位置を知り、日程の公表を待つ

まずは登録不要の10問診断(/diagnostic)で、1級土木の今の得点感を確かめてください。無料会員登録(/register)をすると、20問診断と試験日程の通知メールを使えます。