この記事の目次(5項目)
  1. 前期と後期の違いを一覧で見る
  2. 1年の中での並び:前期で届かなくても後期がある
  3. 前期を選ぶ人:早く技士補になりたい・2回の機会がほしい
  4. 後期を選ぶ人:近い試験地が後期にしかない
  5. どちらで受けても、次は2級二次か1級一次

前期と後期の違いを一覧で見る

全国建設研修センターの2級土木の案内(令和8年度)では、第一次検定が前期と後期に分かれ、後期は第二次検定と同じ日に行われます。一次のみの手数料はどちらも6,000円(非課税)で、インターネットで申し込みます。違いが出るのは、種別、試験地、時期の3つです。どちらか一方を選ぶというより、自分の地域と準備の進み具合に合う時期を選ぶ、と考えると決めやすくなります。

項目前期後期
区分第一次検定のみ第一次検定(第二次検定と同日)
種別土木のみ土木・鋼構造物塗装・薬液注入
試験地(土木)10地区20地区
申込(令和8年度)3月4日〜18日7月8日〜22日
試験(令和8年度)6月7日10月25日
合格発表(令和8年度)7月7日12月2日
合格基準45問中27問以上45問中27問以上

合格基準は、令和8年度前期と令和7年度後期の合格発表資料のどちらにも「得点60%以上(45問中27問以上)」と書かれています。66問から45問を解答し、そのうち必須が24問という構成も前期と後期で同じです。

1年の中での並び:前期で届かなくても後期がある

令和8年度は、前期の合格発表(7月7日)の翌日から後期の申込(7月8日〜22日)が始まりました。前期の結果を見てから、同じ年度の後期に申し込める並びです。

令和8年度の2級土木 第一次検定の年間の並び。前期は3月4日〜18日に申込、6月7日に試験、7月7日に発表。後期は7月8日〜22日に申込、10月25日に試験、12月2日に発表
図:前期の発表の翌日に後期の申込が始まる(令和8年度)(タップで拡大)

図のとおり、前期から受ければ同じ年度に2回の機会があります。後期だけを狙うと、届かなかったときの次の機会は翌年度の前期です。令和9年度の日程は2026年10月27日時点で未公表で、この並びが続くかは公表を待って確かめる必要があります。

前期を選ぶ人:早く技士補になりたい・2回の機会がほしい

前期の一次に合格すれば、7月の発表から「2級土木施工管理技士補」です。2級二次は、2級一次の合格後に実務経験3年以上で受けられます(国土交通省の受検資格の見直し)。合格が早いほど、二次の受検資格を満たす時期も早まります。実務経験の数え方は(/articles/nikyu-niji-jitsumu-keiken)で整理しています。

受検年度末に17歳以上なら、高校生や入社1年目でも受けられます。前期の申込は3月なので、秋から準備を始める人にとっては、6月の試験まで7か月ほど使える計算です。年度の始めから勉強を始める人は、後期に合わせたほうが準備の時間を取れます。

後期を選ぶ人:近い試験地が後期にしかない

後期の土木は20地区で、前期の10地区に加えて、釧路・青森・秋田・富山・静岡・松江・岡山・高知・熊本・鹿児島で受けられます。前期の試験地から遠い地域では、移動の負担が大きく違います。後期は第二次検定と同じ日ですが、一次のみを申し込んだ人が受けるのは第一次検定だけで、手数料も前期と同じ6,000円です。

令和8年度の2級土木 第一次検定の試験地を地方別に色分けした図。札幌・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・那覇は前期と後期の両方、釧路・青森・秋田・富山・静岡・松江・岡山・高知・熊本・鹿児島は後期だけ
図:2級土木 一次の試験地:前期10地区と、後期だけの10地区(タップで拡大)

図のとおり、東北・中国・四国・九州は後期だけの試験地が多い地域です。国土交通省の「実施について」では後期の試験地に甲府・長野・和歌山も並びますが、学校申請者向けと注記されています。鋼構造物塗装・薬液注入の種別は後期だけで、試験地は札幌・東京・大阪・福岡の4地区です。旧受検資格で一次と二次を同じ日に受けたい人も後期になります(/articles/nikyu-ichiji-niji-doujitsu)。

どちらで受けても、次は2級二次か1級一次

受検年度末に19歳以上なら、1級一次も受けられます。1級一次に合格すると、2級二次は実務経験1年以上で受けられます。令和8年度の1級一次は7月5日だったので、2級前期(6月7日)と1級一次を同じ年度に受ける計画も日程の上では組めます。

どちらの時期を選ぶにしても、まず必須24問の弱い分野を知ることが先です。2級の10問診断(登録不要)は、必須分野から1問ずつ出題して最弱分野を示します(/quick/session)。令和9年度の前期・後期の日程は、公表されたら、試験情報の受信を選んだ無料会員に通知メールでお知らせします(/register)。

前期と後期で難しさは違いますか?

難しさを比べた公表資料はありません。合格基準はどちらも45問中27問以上です。令和8年度前期は受検14,060人・合格6,723人(47.8%)、令和7年度後期の第一次のみ受検者は受検14,122人・合格6,894人(48.8%)でした(全国建設研修センター公表)。

前期の試験は何時から何時までですか?

令和8年度前期の受検の手引では、入室は10時15分まで、10時15分〜10時30分に説明、試験時間は10時30分〜12時40分(130分)でした。令和9年度の時間はその年度の手引で確かめてください。

鋼構造物塗装や薬液注入は前期でも受けられますか?

受けられません。令和8年度の前期の種別は土木のみで、鋼構造物塗装・薬液注入は後期だけです。後期の試験地は札幌・東京・大阪・福岡の4地区でした。