この記事の目次(5項目)
  1. 同日受検できる人の条件:旧受検資格で、後期だけ
  2. 旧受検資格の年数は手引の表で確かめる
  3. 申込方法・手数料・発表日の違い
  4. 一次に落ちたら二次はどうなるか
  5. 令和9年度に同日受検を考えている人へ

同日受検できる人の条件:旧受検資格で、後期だけ

2級土木には、第一次検定と第二次検定を同じ試験日に続けて受ける「第一次・第二次検定(同日受検)」の区分があります。全国建設研修センターの令和8年度の案内では、この区分の受検資格は旧受検資格です。つまり、学歴と卒業後の実務経験年数で受検資格を満たす人だけが選べます。

実施は後期だけです。前期(令和8年度は6月7日)は第一次検定のみの試験なので、同日受検はできません。令和8年度の後期は10月25日に一次と二次が同日に行われました。一次だけの受検なら年齢(受検年度末で17歳以上)だけで受けられますが、同日受検は実務経験の年数がそろっていることが前提になります。

2級土木で第二次検定まで進むルートの分岐図。旧受検資格の実務年数を満たせば同日受検(後期のみ・書面申込・12,000円)、満たさなければ一次のみ(前期・後期・ネット申込)に合格し、実務3年(1級一次合格者は1年)のあと二次のみを受ける
図:旧受検資格の年数があれば同日受検、なければ一次のみから進む(タップで拡大)

図のとおり、分かれ目は「旧受検資格の年数があるか」の一点です。年数があれば、1回の受検で一次と二次をまとめて受けられます。年数が足りなければ、一次のみを先に受けて2級技士補になり、一次合格後の実務経験を積んでから二次のみ(新受検資格)に進みます。

旧受検資格の年数は手引の表で確かめる

旧受検資格の必要年数は、大学・短大・高専・高校などの学歴区分と、指定学科を卒業したかどうかで細かく分かれます。学歴を問わない区分は8年以上です。区分ごとの年数は受検年度の手引の表で確認してください。ここを思い込みで判断すると、申込後に資格がないと分かることがあります。

令和8年度の手引では、実務経験年数は7月31日現在で計算し、足りない場合は8月1日から試験前日の10月24日までの見込期間を加算できました。提出書類には、証明者の確認がいる実務経験証明書、卒業証明書の原本、住民票などが含まれます。会社に証明してもらう書類があるので、早めに上司や総務に相談しておくと申込期間に間に合います。

申込方法・手数料・発表日の違い

区分(令和8年度)実施時期申込方法受検手数料合格発表
第一次・第二次(同日受検)後期のみ書面(簡易書留で郵送)12,000円一次12月2日/二次 令和9年2月3日
第一次検定のみ前期・後期インターネット6,000円+250円前期7月7日/後期12月2日
第二次検定のみ(新受検資格)後期インターネット6,000円+250円令和9年2月3日
第二次検定のみ(旧受検資格)後期書面(同日受検で一次のみ合格した人はネット)6,000円令和9年2月3日

同日受検は書面申込で、申込用紙を購入して記入し、郵便局の窓口から簡易書留で1人1封筒で送ります。令和8年度は申込用紙の販売が6月23日から、申込が7月8日〜22日(消印有効)でした。手数料は非課税で、インターネット申込の事務手数料250円は書面申込にはかかりません。

一次に落ちたら二次はどうなるか

同日受検で注意したいのは、第一次検定が不合格だと第二次検定は採点されないことです。また、一次を欠席すると二次は受けられません。当日は二次の記述に気持ちが向きがちですが、一次で27問以上を取ることが二次を見てもらう条件になります。

令和8年度の同日受検の流れ。6月23日 申込用紙の販売開始、7月8日〜22日 書面申込、7月31日 実務経験年数の計算日、10月25日 一次と二次の試験、12月2日 一次の合格発表、令和9年2月3日 二次の合格発表
図:同日受検の申込から二次の合格発表までの流れ(令和8年度の日程)(タップで拡大)

図のとおり、一次の結果は12月2日、二次の結果は翌年2月3日に出ます。一次に合格すれば、二次の結果にかかわらず2級技士補です。二次の結果通知は一次合格者にだけ届きます。一次が27問に届かなかった場合は、次の年度にもう一度区分を選び直すことになります。

逆に、一次だけ合格して二次が不合格だった人は、次の受検から第二次検定のみ(旧受検資格)の区分を使えます。令和8年度の手引では、同日受検で一次のみ合格した人の二次のみの申込はインターネットからだけとされていました。一次をもう一度受ける必要はないので、翌年は二次の準備に時間を集められます。

令和9年度に同日受検を考えている人へ

令和9年度の申込期間・試験日は、2026年10月25日時点で公表されていません。旧受検資格を選べるのは経過措置の令和10年度までなので、年数を満たしている人にとって同日受検を使える年は限られています。年数があいまいな人は、当サイトの受検資格の判定ツール(/tools/eligibility)で新旧どちらのルートになるかを先に整理してください。

令和8年度の流れが続くと仮定すると、準備は春から始めるのが現実的です。卒業証明書の取り寄せと、会社に書いてもらう実務経験証明書は時間がかかります。勉強は、一次の必須問題を先に固めてから二次の記述に移る順番にすると、一次不合格で二次が採点されないという最悪の形を避けやすくなります。

同日受検でも、二次を採点してもらう前提は一次の合格です。一次の必須24問(No.1〜5、No.48〜66)のどこが弱いかは、10問診断(登録不要)で最弱分野として出ます。続けて無料登録の20問診断を受けると、分野別の正答率と弱点TOP3が保存でき、申込までの勉強の順番を決めやすくなります。

申込後に、同日受検から第一次検定のみに変えられますか?

変えられません。令和8年度の手引では、申込書類を提出した後の種別や検定区分の変更はできないとされています。年数に不安がある場合は、申込前に手引の表で確認してください。

前期の試験で一次と二次を同時に受けられますか?

受けられません。令和8年度の前期は第一次検定のみ(種別は土木のみ)で、同日受検の区分は後期だけでした。

同日受検はインターネットで申し込めますか?

令和8年度は書面(申込書)での申込でした。インターネット申込は、第一次検定のみと新受検資格での第二次検定のみ、それに同日受検で一次のみ合格した人の第二次検定のみが対象です。