まず自己採点で「あと何問」だったかを出す
2級後期の第一次検定は、45問を解答して27問以上で合格です。合格発表は12月2日(水)ですが、全国建設研修センターは試験問題と正答肢を公開しており、令和8年度前期では試験翌日ごろに公開された実績があります。後期の公開日は未確認ですが、公開されたら発表を待たずに自己採点してください。
自己採点で大事なのは合否ではなく、27問にあと何問足りなかったか、どの区分で落としたかです。あと1〜3問なら知識の穴が数か所で、あと5問以上なら分野ごと手つかずの可能性があります。この差で、次に受ける試験の選び方と準備の量が変わります。
選択肢1:翌年度前期の2級一次を再受検する
令和8年度の2級前期は、申込が3月4日〜18日、試験が6月7日、合格発表が7月7日でした。後期の発表(12月2日)から前期の試験まで約6か月あります。令和9年度の日程は2026年10月17日時点で公表されていませんが、令和8年度分は2025年12月19日に公表されており、例年12月中旬です。
再受検では、前回落とした区分だけを集中して埋めます。2級は必須24問(No.1〜5、48〜66)と選択21問(6〜16から9、17〜36から6、37〜47から6)の構成なので、必須で落としたなら数値と条文の暗記、選択で落としたなら選ぶ工種の固定が対策です。手数料は6,000円(非課税)で、インターネット申込は別途250円がかかります。
選択肢2:19歳以上なら1級一次を受ける
令和6年度からの新受検資格では、1級第一次検定は受検年度末に19歳以上であれば実務経験なしで受けられます(国土交通省)。2級一次に合格していなくても受検できます。令和8年度は申込3月23日〜4月6日、試験7月5日、合格発表8月13日で、手数料は12,000円でした。
1級一次は70問を解答し、42問以上かつ応用能力15問中9問以上が合格基準です。2級と違って応用能力の足切りがあるため、2級一次で27問に届かなかった状態から1級に切り替えるなら、準備の量は2級の再受検より増えます。一方で、1級一次に合格すると1級技士補になり、2級二次の受検に必要な実務経験が1級一次合格後1年以上に短くなります。
| 項目 | 2級一次(前期)再受検 | 1級一次に切り替え |
|---|---|---|
| 令和8年度の申込 | 3月4日〜3月18日 | 3月23日〜4月6日 |
| 令和8年度の試験日 | 6月7日(発表7月7日) | 7月5日(発表8月13日) |
| 年齢要件 | 受検年度末17歳以上 | 受検年度末19歳以上 |
| 合格基準 | 45問中27問以上 | 70問中42問以上かつ応用15問中9問以上 |
| 手数料 | 6,000円 | 12,000円 |
| 合格後の二次への道 | 実務3年以上で2級二次 | 実務1年以上で2級二次、所定の実務で1級二次 |
| 直近の合格率(jctc公表) | 令和8年度前期47.8%、令和7年度後期48.8%(第一次のみ受検者) | 令和8年度49.8% |
どちらを選ぶかの判断材料
自己採点で27問にあと1〜3問だった人は、2級前期の再受検が最短です。6か月あれば、落とした区分を埋めるには十分です。あと5問以上で、かつ受検年度末に19歳以上の人は、どのみち全範囲を一周し直すので、1級一次への切り替えも選択肢になります。会社から1級技士補を求められているなら、その事情も加えてください。
年齢で迷う場合は、受検資格の判定ツール(/tools/eligibility)で年度末時点の年齢と、二次に必要な実務経験の年数を確かめられます。両方を同じ年度に受けることもできますが、2級前期の試験が6月、1級が7月と1か月しか空かないため、準備を分散させないよう注意してください。
発表までの約5週間にやること
10月25日の試験から12月2日の発表まで、約5週間あります。自己採点の結果が出たら、合否を待たずに落とした区分の復習を始めてください。発表後に動き出すと、年末年始を挟んで翌年の申込期間まで実質2か月しかありません。
当サイトの10問診断(登録不要)は、2級なら必須分野から1問ずつ出て最弱分野を表示し、1級なら応用能力の足切りリスクを高・中・低で出します。1級に切り替えるか迷っている人は、1級の10問診断を一度受けると、足切りまでの距離が分かります。無料会員(メールとパスワード、費用なし)になると、試験日程の通知メールが届き、合格発表の当日にもメールで知らせます。
2級一次に落ちても1級一次は受けられますか?
受けられます。1級第一次検定の要件は受検年度末に19歳以上であることだけで、2級の合否や実務経験は問われません(国土交通省の新受検資格)。
前期と後期は同じ年度に両方受けられますか?
令和8年度は前期(申込3月4日〜18日・試験6月7日)と後期(申込7月8日〜22日・試験10月25日)で別々に申込を受け付けました。前期の合格発表(7月7日)の翌日から後期の申込が始まる日程です。令和9年度の運用は手引の公表後に確認してください。
不合格の通知は来ますか?
来ます。令和8年度前期の受検の手引では、合格者・不合格者とも全国建設研修センターから結果通知書が文書で送られます(欠席者には通知なし)。後期(発表12月2日)の扱いは後期の手引で確認してください。