この記事の目次(5項目)
  1. 応用能力は「肢を全部判定しないと解けない」問題
  2. 足切り9問の意味:全体で合格点でも応用能力で落ちる
  3. 練習の型:1問を「4つの○×」に分解して解く
  4. 回数と時間の目安:肢単位は毎日、通しは週1回
  5. 本番の時間配分と、取りに行く順番

応用能力は「肢を全部判定しないと解けない」問題

午前の問題Aや問題BのNo.1〜20は、4つの肢から「適当でないもの」を1つ選ぶ形が中心です。知っている肢が1つあれば、消去法で正解にたどり着けることもあります。応用能力(No.21〜35)はそうはいきません。「適当なものの数はいくつか」なら4つの文すべての正誤が分からないと答えが決まらず、「全て挙げている組合せ」も同じです。

令和8年度の問題Bで確認できる形式は、「適当なものの数」「適当なもの(または正しいもの)を全て挙げている組合せ」「文章中の空欄イ〜ニに入る語句の組合せ」の3つです。空欄問題も、4か所のうち確信のある2か所で選択肢を絞り、残りを判定する流れになります。いずれも「1つ知っていれば解ける」問題ではなく、「文単位で正誤を言える」ことが求められます。

足切り9問の意味:全体で合格点でも応用能力で落ちる

令和8年度の合格基準は、必須40問と選択30問の計70問で42問以上、かつ応用能力15問中9問以上です。午前で稼いで合計42問を超えても、応用能力が8問なら不合格です。前回この基準で落ちた人は、勉強量ではなく「解き方」が合っていなかった可能性が高いので、練習の方法を変える必要があります。

15問中9問は、6問まで落とせる計算です。3形式のうち、空欄の語句問題は用語の定義で決まるため比較的安定して取れます。「数」と「組合せ」の問題で、4つの文のうち1つだけ判断がつかないときに、どう絞るかが6問の余裕をどう使うかに直結します。

形式必要な判定練習での解き方
適当なものの数4文すべての正誤各文に○×を書き、×の文の根拠を書き出す
全て挙げている組合せ4文すべての正誤(選択肢で一部絞れる)○×を書いてから、選択肢と照合して矛盾を探す
空欄イ〜ニの語句の組合せ4か所の語句(確信のある2か所で絞れる)空欄ごとに候補を書き、選択肢の組合せで消す

練習の型:1問を「4つの○×」に分解して解く

応用能力の練習は、正解の番号を当てる練習ではなく、4つの文それぞれに○か×をつける練習です。公表問題を解くときは、問題用紙の各文の横に○×を書き、×なら「どこが違うか」を一言で書きます。採点は正答肢だけでなく、この○×が合っていたかで行います。番号が合っていても○×が1つ外れていれば、本番では別の問題で落ちます。

×の根拠は、労働安全衛生規則、クレーン等安全規則、土木工事安全施工技術指針、建設業法などの一次資料に戻って確かめます。令和8年度の問題Bで確認できたテーマは、仮設工事の計画、建設機械の選定、施工体制台帳、原価管理、工程表の種類、車両系建設機械や移動式クレーンの災害防止、埋設物・架空線に近接する工事、労働者の健康管理などです。テーマごとに根拠を一度読んでおくと、文単位の判定が速くなります。

回数と時間の目安:肢単位は毎日、通しは週1回

肢単位の判定練習は、1日15〜20分で3〜4問を目安にします。1問あたり4つの文を判定し、根拠を1行書くので、3問でも12文の確認になります。これを平日に続け、週末に15問を通しで解く日を1回作ります。通しの日は時間も計ります。問題Bは午後13時45分〜15時45分の120分で35問なので、応用能力15問に使える時間は50分前後が現実的です。

同じ問題を解き直す回数は、○×が全部合うまでです。番号が合った時点でやめると、次に文の組合せを変えて出されたときに落ちます。公表問題は全国建設研修センターのページで、令和8年度分が7月6日から1年間公表されています。1年度分を3形式ごとに分け、○×が全部合った問題から外していけば、残りが自分の弱い文になります。

本番の時間配分と、取りに行く順番

問題Bは35問全問必須で、No.1〜20を先に終えてからNo.21〜35に入るのが自然です。応用能力で1問に5分以上かかりそうなときは、空欄の語句問題や確信のある文が多い問題を先に片づけ、「数」の問題で判断がつかないものは最後に回します。9問を超えることが目標なので、15問すべてに同じ時間を使う必要はありません。

当サイトの10問診断(登録不要)は、1級を選ぶと応用能力の足切りリスクを高・中・低で表示します。問題は公表問題の構成に沿ったオリジナル問題で、各問に一次資料へのリンクがあり、外部監修はありません。リスクが高と出た人向けに、弱点分野だけを集める苦手パック(2,980円・税込・一括・自動更新なし)と、模試つきの総合パック(9,800円・税込)があります。文単位の○×練習を自分で続けられる人は、公表問題と一次資料だけでも進められます。

応用能力だけ何問解けば足りますか?

令和8年度の基準では15問中9問以上です。あわせて70問全体で42問以上も必要です。どちらか一方だけでは合格になりません。

応用能力の形式は毎年同じですか?

令和8年度の問題Bでは3形式が確認できます。当サイトではNo.21〜31の形式を確認しており、以降の問題や他年度の形式は公表問題で確認してください。

過去問を何周すればいいですか?

周回数ではなく、4つの文の○×がすべて合うまで解き直すのが目安です。番号だけ合った問題は、文の組合せが変わると落ちやすいためです。