この記事の目次(6項目)
  1. 問題Aの構成:4つの区分と解答数
  2. 令和8年度の問題Aに並んだ題材
  3. 選び方の手順:捨てる数から決める
  4. 時間配分:150分で35問をどう回すか
  5. 合格基準から逆算する問題Aの目標点
  6. 準備の進め方と当サイトの使い方

問題Aの構成:4つの区分と解答数

1級土木一次の午前は問題Aと呼ばれ、No.1〜66から35問を解答します。令和8年度の問題用紙の注意事項では、No.1〜5が必須で全問解答です。続いてNo.6〜20から12問、No.21〜54から10問、No.55〜66から8問を選ぶと指示されています。午後の問題B(No.1〜35)は全問必須なので、「選ぶ」作業があるのは午前だけです。

注意したいのは、区分ごとに上限を超えると減点される点です。No.6〜20は13問以上、No.21〜54は11問以上、No.55〜66は9問以上解答すると減点の対象になります。減点の割合は問題用紙に書かれていませんが、自信のある問題まで帳消しになるおそれがあります。解答数を区分ごとに数える習慣を、模擬演習の段階からつけてください。

令和8年度の問題Aに並んだ題材

令和8年度の公開問題を見ると、No.1〜5は土の性質、土の締固め、はりの曲げモーメント、部材の応力、水の流出速度といった基礎でした。No.6〜20は土質試験、発生土の利用、盛土の情報化施工、土量の変化率、軟弱地盤対策と続きます。さらにコンクリートの材料・配合・打込み・養生、基礎工、土留め工が並びます。No.21〜35の範囲では鋼橋、コンクリートの劣化対策、河川堤防・護岸、樋門、砂防、渓流保全工、急傾斜地対策、道路舗装と専門土木が並びます。No.36以降の題材は当サイトでは確認しきれていないため、公開問題で直接確かめてください。

No.21〜54は34問から10問を選ぶ区分で、選択の幅が最も広い部分です。鋼橋、河川、砂防、道路舗装をはじめ工種が多岐にわたるため、全部を準備する必要はありません。自分が現場で触れた工種を軸に、取れる工種を10問分より少し多めに準備しておくのが現実的です。

区分出題数解答数減点になる解答数選び方の目安
No.1〜55問5問(必須)なし基礎計算。捨てずに取りにいく
No.6〜2015問12問13問以上土工・コンクリート・基礎工。3問だけ捨てられる
No.21〜5434問10問11問以上専門土木。得意工種に集中する
No.55〜6612問8問9問以上4問捨てられる。公開問題で分野を確認

選び方の手順:捨てる数から決める

選択の考え方は「何を解くか」より「何問捨てられるか」から入ると迷いません。No.6〜20は15問中3問、No.21〜54は34問中24問、No.55〜66は12問中4問を捨てられます。No.6〜20は捨てられる数が少ないため、土工・コンクリート・基礎工は満遍なく準備が要ります。逆にNo.21〜54は捨てる余地が大きく、工種を絞って深く覚えた方が点になります。

本番では、まず区分ごとに問題を一通り眺め、確実に取れる問題に印を付けます。次に解答数に足りない分を、消去法で2択まで絞れる問題から補います。最後に区分ごとの解答数を数え、上限を超えていないか確かめてから解答用紙に塗ります。この順番なら、途中で時間が足りなくなっても減点だけは避けられます。

時間配分:150分で35問をどう回すか

午前の試験時間は10時00分から12時30分までの150分です。35問を解答するので、1問あたり4分強の計算になりますが、選ぶ作業の分を見ておく必要があります。最初の10分で区分ごとに解く問題を決め、120分で解答、残り20分で解答数の確認とマークの見直しに充てる配分が目安です。入室は9時45分までなので、会場には余裕をもって着いてください。

午前を長引かせると午後の問題Bに響きます。午後は13時45分から15時45分で、No.21〜35の応用能力15問が別枠の足切りになっています。午前の出来に引きずられないよう、昼休みに午前の答え合わせをしないと決めておくのも一つの方法です。

合格基準から逆算する問題Aの目標点

受検の手引では、合格基準は全体の得点60%以上、かつ施工管理法(応用能力)の得点60%以上です。全体は問題A35問と問題B35問の計70問なので、42問以上が目安になります。応用能力は15問中9問以上が必要です。問題Bの必須20問で14問、応用能力で9問取れると仮定すると、問題Aは19問前後が最低ラインになります。

ただし、応用能力の9問は余裕がないため、問題Aで貯金を作る方が安全です。問題Aで25問前後を目標にすると、問題Bが崩れても全体の42問に届きやすくなります。令和8年度の1級一次は、受検50,012人・合格24,927人で、49.8%の合格率でした(全国建設研修センター公表)。受検者の半数近くが不合格となった年度であり、問題Aの貯金が結果を分けます。

準備の進め方と当サイトの使い方

準備は、No.1〜20の土木一般を先に固めてから、No.21〜54の専門土木を得意工種から広げる順番が効率的です。全国建設研修センターの公開問題(https://www.jctc.jp/mondai/)で、令和8年度の問題番号ごとの題材を自分で確認し、選ぶ区分の見取り図を作ってください。

10問診断(登録不要)では、1級を選ぶと応用能力の足切りリスクを高・中・低で示します。問題Aの配分を決める前に、午後の見通しを把握しておくと、午前で何問の貯金が要るかが具体的になります。当サイトのオリジナル問題は一次資料へのリンク付きで、外部監修はありません。

選択問題で上限を超えて解答するとどうなりますか?

令和8年度の問題用紙の注意事項では、No.6〜20は13問以上、No.21〜54は11問以上、No.55〜66は9問以上解答すると減点されると書かれています。減点の割合は示されていないため、上限を超えないことが前提です。

問題Aだけ良くできれば合格できますか?

合格基準は全体の得点60%以上に加えて、施工管理法(応用能力)の得点60%以上が必要です。問題Aで貯金を作っても、午後の応用能力が基準に届かなければ合格できません。

No.55〜66はどの分野ですか?

令和8年度の問題用紙の注意事項では、12問から8問を選ぶ区分です。当サイトが2026年10月14日時点で題材を確認できたのはNo.35までのため、No.55〜66の分野は全国建設研修センターの公開問題で直接確認してください。