この記事の目次(6項目)
選択問題の仕組みを確認する
2級土木一次は66問のうち45問に答えます。必須はNo.1〜5とNo.48〜66の24問、選択は3つのブロックから計21問です。No.6〜16の11問から9問、No.17〜36の20問から6問、No.37〜47の11問から6問を選びます。選択問題で指定数を超えて答えると減点対象になる場合があるため、受検の手引で解答方法を確認してください。
ブロックごとに「捨てられる問題数」が違う点が重要です。No.6〜16は11問中9問なので2問しか捨てられません。No.17〜36は20問中6問なので14問捨てられます。No.37〜47は11問中6問で5問捨てられます。この差が、勉強の配分を決める手がかりになります。
| ブロック | 出題数 | 解答数 | 捨てられる数 | 主な内容 |
|---|---|---|---|---|
| No.6〜16 | 11問 | 9問 | 2問 | 土木一般(土工・コンクリート・基礎工など) |
| No.17〜36 | 20問 | 6問 | 14問 | 専門土木(構造物・河川・道路・ダム・トンネル・港湾・鉄道・上下水道など) |
| No.37〜47 | 11問 | 6問 | 5問 | 法規(労基法・安衛法・建設業法・河川法・建築基準法・道路法・騒音規制法・振動規制法・港則法) |
No.6〜16:ほぼ全問解くつもりで準備する
No.6〜16は2問しか捨てられないため、実質的に必須に近いブロックです。土工、コンクリート、基礎工といった土木一般の基本が中心で、分野を絞る余地が小さいぶん、広く基本を押さえる必要があります。ここは「選ぶ」というより「全部に手をつけ、自信のない2問を外す」感覚で臨みます。
取りこぼしやすいのは、コンクリートの施工(打込み・締固め・養生)と、土の性質(含水比・締固め)です。必須問題の品質管理ともつながる内容なので、一緒に勉強すると効率がよい部分です。
No.17〜36:得意分野を3つ決めて深く
専門土木は20問から6問で、14問も捨てられます。河川・道路・ダム・トンネル・海岸・港湾・鉄道・上下水道など分野が広いので、全部を追うのは現実的ではありません。自分が現場で経験した分野を中心に、3分野ほどを選んで深く勉強する方法が合っています。
ただし、年度によって各分野の出題数は多少動きます。選んだ3分野で6問に届かないことも想定し、4つ目の予備分野を薄く準備しておくと安心です。本番では選んだ分野から順に解き、残りは手をつけない判断が時間配分の面でも有利です。
No.37〜47:法規は軸になる法律を決める
法規は11問から6問で、9つの法律から出題されます。全部を追うより、建設業法・労働安全衛生法・労働基準法を軸に据える人が多いです。建設業法は主任技術者や施工体制台帳など現場の実務と直結し、安衛法は必須問題の安全管理と重なります。労基法は労働時間や年少者など、問われる箇所がはっきりしています。
騒音規制法・振動規制法は、特定建設作業の届出(作業開始の7日前までに市町村長へ)が必須問題の環境保全とも重なるため、追加の負担が小さい法律です。河川法・道路法・港則法は、現場で関わりがある人なら得点源になります。軸の3法+重なりの2法で、6問を安定して取る形が目安です。
本番での選び方と時間配分
本番では、事前に決めたブロックごとの方針どおりに解き、迷ったら先に進むのが鉄則です。選択問題を選ぶのに時間を使うと、必須問題の見直しができなくなります。必須を先に解き、選択は決めた分野から順に、というリズムを模試で体に入れておいてください。
当サイトの10問診断(登録不要)は2級の必須分野から出題しますが、必須の弱点が分かれば、選択に回せる時間の見積もりが立ちます。オリジナル問題には一次資料へのリンクを付けており、外部監修はありません。令和8年度後期は10月25日が試験日で、申込は終了しています。
選択の方針を決めるタイミング
選択問題の方針は、試験当日ではなく、勉強を始める時点で決めておくのが理想です。方針が決まれば、No.17〜36の捨てる14問分の勉強をしなくて済み、その時間を必須問題とNo.6〜16に回せます。限られた勉強時間で合格ラインに届くかどうかは、この配分で大きく変わります。
ただし、途中で得意分野が変わることもあります。模試や問題演習で、選んだ分野の正答率が伸びない場合は、別の分野に切り替える判断も必要です。切り替えるなら試験の1か月前までが目安で、直前の変更は混乱のもとになります。
当サイトの20問診断(無料会員)は分野別正答率と弱点TOP3を表示するため、必須分野の弱点と選択の方針を一緒に見直す材料になります。
選択問題で指定数より多く答えたらどうなりますか?
減点対象になる場合があります。解答方法の詳細は受検の手引に記載されているため、受検する年度の手引で確認してください。
法規は9つの法律を全部勉強しないといけませんか?
6問に答えればよいので、全部を網羅する必要はありません。建設業法・安衛法・労基法を軸に、騒音・振動規制法など必須問題と重なる法律を加える方法が一般的です。
専門土木は現場経験がない分野でも解けますか?
基本的な構造や施工手順を理解すれば解ける問題もありますが、経験がある分野の方が効率は高いです。まず自分の経験分野から選び、足りなければ比較的出題が安定している分野を加えてください。